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2014年03月05日 [経営管理]

≪賃貸経営≫LPガス料金見直しも立派な物件力アップ策

本日は、プロパンガス(LPガス)料金と賃貸経営について考えたいと思います。

大家さん初心者の方の中には、
LPガス料金は一律だと勘違いされている方が非常に多くいらっしゃいます。

LPガスは完全な自由競争の世界で、料金は会社によってバラバラ。
しかも、同じ会社でも、契約する相手によって異なるのです。


各会社が基本的に共通している点は、
基本料金+従量料金(使用した量によって課金)という課金方式ぐらいです。

もちろん、基本料金も、㎥あたりの従量料金も、全く異なる場合が多いのです。

首都圏では、だいたい、

基本料金が、1500円〜1800円
従量料金は、300円〜600円(㎥あたり)くらいでしょうか。

契約内容によって、入居者が支払うガス料金の負担が随分違ってきます。

設定料金の高い物件に住んでいる入居者からすれば、
たまったものではないということになるでしょう。

LPガス会社を選べるのは大家さんです。
ご入居者には選択権はありません。


つまり、大家さんのLPガス会社選択に入居者は縛られてしまうのです。

さて、ここで質問です。

あなたの物件がLPガスを入れているのなら、
ガス料金の設定はどうなっていますか。すぐ答えられますか。

大家さんの中には、こう言われる方もいます。

「大家が負担するものじゃないから、賃貸経営に影響はないのではないか」

でも、そうではありません。

LPガス会社の見直し、料金の見直しは、
立派な物件力アップになります。


大家さんの努力で、ガス料金が安くなるということを入居者が知れば、
あなたの物件にもうちょっと住もうということになります。

最高の空室対策は、今入居してくれているお客さんを退去させないことです。

そろそろ引っ越そうかと考えていた入居者を踏み留める効果もあります。

オーナーチェンジで賃貸物件を購入された方は、
LPガス料金をまず把握してください。

高いようでしたら、タイミングを見て、会社を変えることも視野に入れてください。

ただ、LPガス会社とガス料金を交渉する際に気を付けることがあります。
とても重要です。

それは、

大家さんに対するメリットをどのようにつけてくれるか

です。この点を必ず確認してください。
大家さんに対して直接のメリットがないような会社とは、
いくらガス料金が安くても契約してはいけません。

たとえば、給湯器を無料で交換してくれるとか、
最近は、大家さんのコストカットにプラスとなる
提案をしてくるガス会社さんが数多くあります。

大家さんも、あまりガス料金を下げることしか頭にないと、
大家さん自身に対するメリットの部分がなくなってしまいますので、
そのバランスをよく考えることが必要です。


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