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2014年06月14日 [物件調査]

≪不動産投資≫近隣の迷惑住人の存在

不動産投資で、中古の収益物件を購入したり、
自分の土地に、新規物件の建築を企画したりする場合、
現地調査内容として、
「近隣の迷惑住人の存在」は大変重要です。

というものの、私の経験上、残念ながら、
この迷惑住人の存在について、
しっかりと調べている不動産投資家の方には、
なかなか出会ったことがありません。

以前、関西のとある県に、騒音おばさんという人がいましたよね。
覚えていますか。

大音量で、ラップもどきの節回しで大声を出したり、
周辺の住民に「嫌がらせ」行為を働いていました。
あういう人が、あなたの物件の隣に住んでいたら、ゾッとしますよね。

「近隣の迷惑住人の存在」と言っても、いろいろなタイプがあります。

・ゴミ屋敷の住人として、悪臭をまき散らし、隣近所と揉めている。
・騒音おばさんとして、近隣住民に迷惑をかけている。
・カラスの餌付けや、何十匹も犬や猫を飼育している。
・自分の汚物を庭で煮詰めて、悪臭をまき散らす
 (ここまでいくとかなり重症です)。

など、さまざまです。

以前、日本テレビの「報道特捜プロジェクト」という番組で、
迷惑なカラスへの餌やり夫婦≠フ話を追跡していました。

この夫婦は東京の中野区在住で、カラスに餌を与えるために、、
近所の人が、フン害や騒音で大変困っているというのです。

しかも、この夫婦。自宅周辺だけでなく、
少し離れた神社などへも出張≠オているというから、やっかいです。
ドッグフードも撒いていました。

いくら、行政側が注意を行っても、この夫婦は無視し続けているそうです。

もし、こんな夫婦が、あなたの物件の隣に住んでいたら、どうでしょう。
ゾーッとしますよね。

それでなくとも入居者獲得が難しい時代になっているのに、
お客さんが内見に行ったら、物件の周りがカラスだらけ。
エントランスも糞だらけで汚れていたら、完全アウトです。

また、運よく入居者が入っても、
長続きせずに、退去されてしまうのがオチでしょうね。

こんなことは絶対に避けなければなりません。
そのためには、投資物件の入手前の事前調査が大変重要です。

住民や不動産業者で徹底的なヒアリング調査を行うことによって、
このリスクを格段に減らすことができます。

そして、不動産投資をされる方にとって、一番大切なことは、

あなたの物件のそばに、
「迷惑住人」がいるかもしれないという前提で調査を進めること。


この「近隣の迷惑住人」というポイントは、
あらためて言われれば「そうですよね」という話です。

でも、常に自分でこの視点をもっていないと、
調査を行う際に、完全にスルーしてしまうポイントでもあります。

賃貸経営ではやらなくてはいけないことがいっぱいあります。
迷惑住人のトラブルに巻き込まれていては、
大家さんとしての本来の仕事に支障をきたしてしまいます。

不動産投資を成功させるうえでは、ぜひ、気をつけたいポイントです。


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