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2014年04月22日 [融資/ファイナンス]

≪不動産投資≫「投資」という言葉が禁句?の金融機関

さて、今日は、日本政策金融公庫のお話です。

新たな物件の入手を考えている不動産投資家や、
記念すべき1棟目を狙っている大家さん予備軍の方に、
日本政策金融公庫ってどうなんですか、と聞かれることがあります。

一般的に、不動産投資家の方が、融資を受けようと思ったときには、
メガバンクや地方銀行、信用金庫が思いつくと思いますが、
日本政策金融公庫は、あまりなじみの薄い存在かもしれません。

というわけで、

今日は、日本政策金融公庫についてご説明したいと思います。

平成20年に、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、
そして、国際協力銀行が統合されて誕生したのが、
この日本政策金融公庫です。

賃貸住宅の取得を不動産貸付業としてとらえ、
融資をうけることができます。

他の金融機関と比較してどうなのか、という点が気になりますよね。

日本政策金融公庫のメリットは、

金利が比較的に低い
全期間固定金利、
融資エリアは全国対応可能
銀行からの既存の借入額にあまり左右されない
抵当権の設定時に登録免許税がかからない


などを挙げることができます。

逆に、デメリットとしては、

借入期間が、最長でも15年と短い
融資限度額の基本が4800万円までと小規模投資向き
(多角経営化、第二創業、女性や若者、シニア起業資金は7200万円まで可能)
担保評価が厳しく、自己資金が50%程度必要になる


などの点があります。

また、政府系の金融機関を利用する際に気を付けなければならないのは、

融資は抵当権設定登記が完了した後に実行される

という点です。

つまり、

まずは身内に借りるか、
民間の金融機関でつなぎ融資を受けるかなどを
検討しなければなりません。

日本政策金融公庫の特徴をしっかり把握して、
あなたの投資の場合の使い勝手を判断してください。

ただ、

借入期間が短いので、自己資金を多く入れるか、
かなりの高利回り物件でないと、キャッシュフローは出にくいと言えるでしょう。


しかし、

メリットのところで触れましたが、
自分の住んでいる場所や、
物件の場所に関係なく検討してくれるという特徴があります。

ですので、

一部の不動産投資家に人気のある
地方の高利回り物件を購入するときには検討する価値があるかもしれません。


もちろん、

地方物件は大変空室率が上がっていますので、
事前の調査を十分に行うとともに、
物件の選別眼を磨いておかないと
とんでもない落とし穴にはまってしまうので
細心の注意を払ってくださいね。

あと、日本政策金融公庫を使用する場合の要注意ポイントとして
言われているのが(真偽のほど、程度の軽重は不明)、

面談等で、「投資」という言葉を使ってはいけない

ということです。

「不動産投資家」であることを全面に出して、
お話をしてはいけないということですが、なぜでしょうか。

それは、あくまで貸出の対象は、「事業家」であり、「投資家」ではないからという
ロジックなのですが、どうでしょうか。

利用される不動産投資家の方は、心のどこかに留めておいてください。

また、日本政策金融公庫は、

「リフォームローン」が出やすいとも言われています。

興味のある方は、民間の金融機関に加えて、
検討してみるのもいいと思います。

なお、日本政策金融金庫を利用される場合は、
基本的に自宅のある地域の支店での受け付けになります。



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